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向精神薬を断薬後の体調不良、私の選択

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断薬して最初の1ヶ月  体が焼けるように熱くて、心臓がバクバクと脈打ち苦しかったのを覚えています。プールに入ったり、保冷材で体を冷やしていました。 断薬して2ヵ月後  向精神薬を断薬して2ヵ月後ぐらいに、体調不良(体がだるい、右脇腹に鈍痛がある、あご下回りが腫れぼったい)で内科へ通院しました。事前にインターネットで調べて自分は「橋本病」ではないかと思っていました。右脇腹の鈍痛は減薬前からありました。  橋本病の検査としてエコー検査を受けましたが、該当しませんでした。体のだるさに対してC型肝炎の検査をうけましたが、陰性でした。右脇腹の鈍痛に対してエコー検査を受けましたが、脂肪肝という所見でした。脂肪肝の原因で飲酒(アルコール)が疑われましたが、お酒は好きではないので全く飲んでいませんでした。体重を5%減らすことをすすめられました。  精神科の通院歴を話すと内科医は「ああ、察し」という顔をして、精神科医へ相談するように言われました。  これだけ検査して、決定的な病気が見当たらないことから、向精神薬による後遺症だと思いました。精神科へ再通院したら元の木阿弥(すっかり元通り)になってしまうので、行きませんでした。内科へも再通院することはありませんでした。 離脱症状など不定愁訴  向精神薬を長く使用してきた人は、減薬・断薬すると離脱症状が現れることがあります。離脱症状は薬の作用が減った分、体がそれを補いきれない時に起きる反応のことです。また、向精神薬の種類によりますが、感覚を弱く麻痺させることで苦痛を減らす薬(GABA-A受容体作動薬の抗不安薬、睡眠薬など)を減薬すると、感覚が過敏になるので、離脱症状が強く感じられる場合があります。離脱症状の内容は多岐に渡りますが、減薬した向精神薬の作用に対し、逆の作用が起きる場合が多いようです。不眠治療として睡眠薬を使用していた場合、減薬して起きる離脱症状は「不眠」が想定できます。薬の種類や、個人差によって離脱症状は異なり、全く離脱症状は起きなかったと言う方もいらっしゃいますが、最初はゆっくり減薬して様子を見ることを強く推奨いたします。 内臓をいたわる食生活  薬の種類によって分解に使われる内臓は異なるようですが、肝臓に負担がかかるようです。内臓をいたわる食材や食事を選びましょう。私は家庭菜園で野菜を栽培しています。無...

睡眠薬ポリファーマシー外来|専門外来|岡山大学大学院精神神経病態学教室

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睡眠薬ポリファーマシー外来  岡山大学大学院精神神経病態学教室には「睡眠薬ポリファーマシー外来」という専門外来があるそうです。 専門外来|診療について|岡山大学大学院精神神経病態学教室 リーフレット  ベンゾジアゼピン系薬剤(睡眠薬、抗不安薬など)に関するリーフレット(PDFファイル)がありますのでご紹介します。 医師向け ベンゾジアゼピン系薬剤の減量をお考えの先生へ [PDF 48MB] 目次 はじめに ベンゾジアゼピン系薬剤の副作用と継続によるデメリット 睡眠日誌 減量が開始できる判断のポイントと非薬物的な介入について 失敗しにくいベンゾジアゼピン系薬剤減量の手順 ベンゾジアゼピン系薬剤を減量中に使用しやすい睡眠薬について 精神科医が減量に成功した事例 精神科医に聞く「ベンゾジアゼピン系薬剤を減らすときのコツ」 さいごに:こんな時は精神科にご相談ください 参考資料:ベンゾジアゼピン系薬剤退薬症候評価スケール (全20ページ) 患者向け(ベンゾジアゼピン系睡眠薬を使用中の方) この機会にベンゾジアゼピン系睡眠薬を一緒に見直してみませんか? [PDF 28MB] 目次 はじめに ベンゾジアゼピン系の薬には、次のようなものがあります ベンゾジアゼピン系の薬のデメリット ベンゾジアゼピン系の薬の減量・中止方法 良い睡眠をとるためのポイント 「夜眠れない=不眠症」と考えていませんか? Q&A (全8ページ) 患者向け(ベンゾジアゼピン系睡眠薬を使用前の方) ベンゾジアゼピン系睡眠薬を飲む前に知っていただきたいこと [PDF 17MB] 目次 はじめに 不眠の原因とは? ベンゾジアゼピン系の薬を長期服用することのデメリット 良い睡眠をとるためのポイント 「夜眠れない=不眠症」...

ベンゾ危機 | 「This is Life with Lisa Ling」 | CNNテレビ番組

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https://edition.cnn.com/2019/10/04/health/benzodiazepines-this-is-life-with-lisa-ling/index.html CNNテレビ番組「This is Life with Lisa Ling」 テレビ番組の紹介  2019年10月6日に CNNのテレビ番組「 This is Life with Lisa Ling 」で「 The Benzos Crisis (ベンゾ危機)」が放送されたそうです。 "Lisa Ling delves into the world of benzodiazepine use and uncovers the troubling threat these drugs pose when used long term, and the challenges facing patients who try to quit." 「リサ・リンはベンゾジアゼピン使用の世界に踏み込み、これらの薬物が長期使用された場合にもたらす厄介な脅威と、やめようとする患者が直面する課題を明らかにする。」By.DeepL翻訳 引用:https://en.wikipedia.org/wiki/This_Is_Life_with_Lisa_Ling#Season_6_(2019) 公式サイトに番組のまとめ記事とビデオが公開されていますので、紹介いたします。 公式まとめ記事 記事のリンク It's not just opioids: What doctors want you to know about benzos | CNN (オピオイド系だけじゃない:医師がベンゾ系について知っておいてほしいこと - CNN) 記事の項目 Why we're using them(なぜ我々はそれを使うのか) Not just 'mother's little helper'(ただの「マザーズ・リトル・ヘルパー」ではない) What patients should know(患者は何を知るべきか) 記事をWEB翻訳 ウェブページ翻訳 - Weblio 翻訳 Google 翻訳 公式ビデオ What it...

ネットストーカー対策

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ネットストーカーとは  ネットストーカーとは、拒否しているのにもかかわらず、L INE、Facebook、Twitter等のSNSメッセージ機能等を利用した電気通信経由で、つきまといする者を指します。規制対象となるつきまといの内容は、行動を監視していることを明示的や暗示的に伝えて恐怖心を与える、面会や交際など義務ではないことを要求する、著しく粗野または粗雑で乱暴な言動をする、名誉を傷つける言動したり周知する、嫌悪感を与える画像等を見せる、性的羞恥心を与えたり周知することです。 ネットストーカー ≒ サイバーストーカー > デジタルストーカー  ネットストーカーは、サイバーストーカーやデジタルストーカーとも呼ばれます。サーバーストーカーは英語のCyberstalkingが由来で意味はほぼ同じですが、インターネット以外の電子手段を用いたストーカー行為を含んだ表現です。デジタルストーカーと表現する場合、デジタル化された情報(画像、動画など)を元にターゲットの個人情報を探る意味合いが濃くなるようです。デジタル化された情報の入手はインターネット経由で行う場合が多いので、ネットストーカーが浸透した表現です。 ネットストーカー対策(警察へ相談編) 緊急性がある場合  ストーカーが家の前をうろついたり、メール等で今から家に行くと伝えられるなど、具体的な行為や犯行計画が分かった場合は、緊急通報「110」で警察へ連絡し、被害の証拠があれば提示し、被害届を提出してください。今後のことを相談し、場合によっては定期巡回などの支援を受けます。 緊急性がない場合 警察相談専用電話「#9110」  ストーカーによる嫌がらせ行為にとどまり、具体的な脅威が差し迫っていないならば、 警察相談専用電話「#9110」 へ相談をご検討ください。#9110は最寄りの警察相談専用電話へ中継する代表番号で、中継された都道府県によって受付時間が異なるようですが、概ね平日の午前8:30~午後5:15が受付時間のようです。受付時間外で相談したい場合は、最寄りの警察署へ電話するのが良いと思います。 サイバーポリス  サイバー犯罪(インターネット経由で起きる犯罪)を取り扱う部署が警察にあるそうです。体制は都道府県によって異なります。電子メールやウェブフォームから相談を受け付けている都道府県もあり...

「睡眠薬や抗不安薬を毎日飲み続けるのはよくないですか?」高須幹弥 医師による回答動画

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[YouTube]睡眠薬や抗不安薬を毎日飲み続けるのはよくないですか?デパス、マイスリー、メイラックス、ハルシオン、ソラナックス 目次 質問内容の紹介  0秒 高須幹弥医師の回答開始  40秒 結論、毎日ずーっと睡眠薬を飲み続けるのはダメです  52秒 薬物耐性について  1分37秒 世界的には最大4週間まで  1分59秒 薬物耐性で薬が効かなくなると、薬量が増えたり、さらに強い薬に代わる  2分49秒 日本のエンドレス処方は異常  3分26秒 日本はベンゾ大国(皮肉)と呼ばれている  3分47秒 ベンゾ以外の睡眠薬(メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬)  4分13秒 GABA受容体作動薬(ベンゾジアゼピン系を含む)連用による悪影響  4分57秒 飲み続けると薬物耐性ができる  5分38秒 不安は生きていく上で必要なもの  6分53秒 薬物耐性は不安を強くする  7分44秒 薬物耐性はうつ病や不眠を起こす  8分8秒 薬物耐性は漠然とした不安を起こす  8分22秒 薬物耐性は身体依存を起こし、精神依存を起こす  8分41秒 断薬すると離脱症状が出て、反跳性不眠を起こす  9分0秒 ベンゾに依存している人は離脱するのに2週間ぐらいかかる  9分23秒 少しずつ減薬する方法がある  9分38秒 不眠の元になっている原因に目を向ける  10分4秒 ベンゾ系の連用で認知症(記憶力の低下)になりやすい  10分47秒 抗不安薬(ベンゾ系)で睡眠薬と同様の問題あり  12分34秒 睡眠薬や抗不安薬を止めると体調が良くなったり、抑うつが解消する場合あり  13分15秒 重度のうつ病、躁うつ病、統合失調症、パニック障害など投薬治療が必要な方もいる  14分19秒 美容整形に来る患者の中に、睡眠薬や抗不安薬を飲む必要性が...

「あなたの心を操る隣人たち」を読んで

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あなたの心を操る隣人たち/ジョージ・サイモン 著/秋山勝 訳 ハードカバー版 「あなたの心を操る隣人たち」 副題 :―― 忍びよる「マニピュレーター」の見分け方、対処法 あなた の心を操る隣人たち | 草思社 文庫版 「他人を支配したがる人たち」 ※改題 副題: ―― 身近にいる「マニピュレーター」の脅威 【文庫 】他人を支配したがる人たち | 草思社 原書  IN SHEEP'S CLOTHING(羊の毛皮を被っている) 副題: Understanding and Dealing with Manipulative People(他人を操る人についての理解と対処) manipulation recovery book - Parkhurst Brothers Publishers マニピュレーターとは  マニピュレーターとは人を追い詰めて、その心を操ろうとする者を指す言葉です。表面上は羊のように人畜無害に見えても、中身は鋭い牙を持つ狼です。マニピュレーターは隠された攻撃性(カバードアグレッション)を持っています。  あの人の言ってること間違いではないけど何かおかしいと感じたら、それはマニピュレーターによる隠された攻撃かもしれません。直観は本能に根差していて正しい場合があります。 隠された攻撃性を持つ人はアンフェアーな勝負を仕掛ける  隠された攻撃性を持つ人は相手の弱点を見逃さずに、自分の強みを最大限活かせる状況で、アンフェアーな戦いを仕掛けます。 例1 ※quit-benzoによる作文  大雪が降った翌日、上司Aは遅刻した部下たちにメールで「大雪が降ることは分かっているのだから、遅刻する理由が分からない。会社の近くになぜ泊まらないのか。君が出社してないせいで顧客からクレームが来ている。社会人失格だ」と送った。  この上司は徒歩5分の場所から出社しているので、どんな天候でも遅刻しない。部下たちは電車やバスを乗り継いで出社している。遅刻は状況によってはやむを得ない。会社の近くに宿泊したら1日分の給料の半分近く消費する。しかし、上司はそんなことお構いなしだ。社員Bは上司Aの言う通りだと自分を恥じた。社員Cはこんな悪天候での出社は無理で、上司Aと...

『医者に睡眠薬を飲まされ続けて失業…精神科「処方薬依存」の恐怖』のご紹介

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https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66638 この記事は未完成です。随時、加筆いたします。 記事のご紹介  医者に睡眠薬を飲まされ続けて失業…精神科「処方薬依存」の恐怖 by 佐藤 光展 様 医者に睡眠薬を飲まされ続けて失業…精神科「処方薬依存」の恐怖(佐藤 光展) | 現代ビジネス | 講談社(1/4) 語句の解説 ベンゾジアゼピン  ベンゾジアゼピンとはGABA-A受容体(興奮伝達を調節する部位、水道の蛇口的役割)のベンゾジアゼピン結合部位に作用する化学物質です。ほとんどのベンゾジアゼピン系はGABA-A受容体に結合すると興奮伝達を抑制する力を強める働きをし、間接的に興奮伝達を弱める働きをします。その結果、眠くなったり、ぼんやりしたい、筋肉が緩んだり、けいれんを抑えたり、記憶が曖昧になったりします。直接的に興奮伝達を抑制しないので、バルビツール酸系と比べて過剰服薬をしても致命的になりにくい。睡眠薬、抗不安薬の大多数に使われている。 睡眠薬(すいみんやく)  睡眠薬とは不眠症に用いられる処方薬です。有効成分は主にGABA-A受容体作動薬(バルビツール酸系、ベンゾジアゼピン系、チエノジアゼピン系、Z薬)が使われています。これらの連用によりGABA-A受容体がダメージを受けて眠れなくなるなどの薬害に発展する場合があります。別タイプの睡眠薬にメラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬があります。薬局で売られている「睡眠改善薬」は抗ヒスタミン薬です。  睡眠薬や睡眠改善薬は体質改善の薬ではなく、対処療法として一時的に使用すべき薬です。  添付文書の薬効分類名によると、睡眠導入剤、不眠症治療剤、睡眠剤、睡眠誘導剤、睡眠障害改善剤、催眠鎮静剤など表示されている。  睡眠導入剤は、短時間で作用する(2時間以内に血中濃度が最高になる)睡眠薬を指す場合が多い。明確な定義はない。 抗不安薬(こうふあんやく)  抗不安薬とは不安を感じにくくする処方薬です。有効成分は主にGABA-A受容体作動薬(ベンゾジアゼピン系、チエノジアゼピン系)が使われています。これらの連用によりGABA-A受容体がダメージを受けて不安が高まるなどの薬害に発展する場合があります。  GABA-A受容体作動薬が有効成分に使われている睡眠薬...