睡眠薬ポリファーマシー外来|専門外来|岡山大学大学院精神神経病態学教室
睡眠薬ポリファーマシー外来
岡山大学大学院精神神経病態学教室には「睡眠薬ポリファーマシー外来」という専門外来があるそうです。
リーフレット
ベンゾジアゼピン系薬剤(睡眠薬、抗不安薬など)に関するリーフレット(PDFファイル)がありますのでご紹介します。
医師向け
- ベンゾジアゼピン系薬剤の減量をお考えの先生へ [PDF 48MB]
目次
- はじめに
- ベンゾジアゼピン系薬剤の副作用と継続によるデメリット
- 睡眠日誌
- 減量が開始できる判断のポイントと非薬物的な介入について
- 失敗しにくいベンゾジアゼピン系薬剤減量の手順
- ベンゾジアゼピン系薬剤を減量中に使用しやすい睡眠薬について
- 精神科医が減量に成功した事例
- 精神科医に聞く「ベンゾジアゼピン系薬剤を減らすときのコツ」
- さいごに:こんな時は精神科にご相談ください
- 参考資料:ベンゾジアゼピン系薬剤退薬症候評価スケール
(全20ページ)
患者向け(ベンゾジアゼピン系睡眠薬を使用中の方)
- この機会にベンゾジアゼピン系睡眠薬を一緒に見直してみませんか? [PDF 28MB]
目次
- はじめに
- ベンゾジアゼピン系の薬には、次のようなものがあります
- ベンゾジアゼピン系の薬のデメリット
- ベンゾジアゼピン系の薬の減量・中止方法
- 良い睡眠をとるためのポイント
- 「夜眠れない=不眠症」と考えていませんか?
- Q&A
(全8ページ)
患者向け(ベンゾジアゼピン系睡眠薬を使用前の方)
- ベンゾジアゼピン系睡眠薬を飲む前に知っていただきたいこと [PDF 17MB]
目次
- はじめに
- 不眠の原因とは?
- ベンゾジアゼピン系の薬を長期服用することのデメリット
- 良い睡眠をとるためのポイント
- 「夜眠れない=不眠症」と考えていませんか?
- ベンゾジアゼピン系の薬の減らし方は、医師とよく相談を
- 付録:ベンゾジアゼピン系薬剤一覧
(全8ページ)
動作が軽いPDF閲覧ソフト
紹介したPDFファイルは画像が多いためか表示が遅いようです。
ウェブブラウザーにPDF閲覧ソフトが内蔵されていますが、動作が遅く使いにくい場合があります。そこで、動作が軽いPDF閲覧ソフトを紹介します。
Sumatra PDF(Windows OSのみ対応)
予備知識
睡眠薬とは
眠りを誘発する薬。不眠症の治療に用いる。20世紀半ばまでブロム剤やバルビツール酸系の薬剤が使用されていたが、中毒や依存などの問題があり、1960年代以降は抗不安薬のベンゾジアゼピン系の薬剤が広く使われている。トリアゾラムはベンゾジアゼピン系催眠剤の一つ。眠り薬。睡眠薬。睡眠導入剤。睡眠障害改善剤。催眠剤。催眠鎮静剤。入眠剤。
出典:デジタル大辞泉
GABA-A受容体作動薬の睡眠薬
- ベンゾジアゼピン系(大多数)
- チエノジアゼピン系(≒ベンゾジアゼピン系)
- Z薬(GABA-A受容体への結合に選択性があり、抗不安作用が少ないされる)
※GABA-A受容体作動薬には抗不安作用もあるので抗不安薬としても使われている
その他の睡眠薬
- メラトニン受容体作動薬
- オレキシン受容体拮抗薬
ポリファーマシーとは
調剤された薬を複数種類同時に併用することです。複数の病院へ通院し、複数の調剤薬局から薬を受け取っている場合、薬の相互作用について検討する機会を失っている場合があります。精神医療において向精神薬の副作用を別の向精神薬で緩和させる発想で、同時に複数種類の向精神薬を出している場合があります。
ポリファーマシーの問題点は薬の作用が大きく変化して、期待した治療成果が上がらない場合があることです。また、どの薬の影響か分かりにくくなります。
おくすり手帳を活用して、処方されている薬の情報を医師や薬剤師へ伝えることで問題が回避しやすくなります。