「世界ベンゾ注意喚起の日」厚生労働省への陳情が行われました
1ヶ月遅れで厚生労働省への陳情が行われました
2020年7月11日は5回目の世界ベンゾ注意喚起の日でした。例年、7月11日に厚生労働省への陳情が行われてきました。過去4回は全て平日でしたが2020年は土曜日でした。それも影響 した可能性もありますが、厚生労働省側から予め陳情内容を知らせてほしいと依頼があったそうで、準備期間を設けるために1ヶ月遅れで陳情が行われました。
ZOOMで事前会議
陳情内容のアイデアを練るために、6月27日にZOOMで会議が開かれました。私も参加しました。
話し合った結果を踏まえて作成された陳情内容です。
私が出した陳情案が活用された
陳情書
7,インフォームドコンセントが徹底されるようお願いします。
ベンゾジアゼピンを含めて多くのクスリにはリスクを伴うのであれば、医師は具体的にどのようリスクなあるのかを服用前に説明し、患者はそれに同意したのであれば、トラブルには ならないのかもしれません。よって医師は薬剤の添付文書をしっかり理解し時間をかけ患者に説明し、患者が同意した場合同意書に両者がサインする等、インフォームドコンセントを徹底してください。
引用:https://ameblo.jp/aaa2806899/entry-12615398696.html
これは私の発言を聞き手のリッチーさんが汲み取って文章に落とし込んだものです。ですから、原案が私で、リッチーさん作と言えます。
ZOOM会議を傾聴していた
6月27日のZOOM会議へ参加した私は、1時間30分の内発言したのは10分未満でした。最初の1時間以上はチャットだけで参加していました。参加者の一人が向精神薬の影響からか医師との意思疎通が上手くいかず、結局は医師に誘導されるままになっている様子を話していました。田舎にお住まいで病院の選択肢があまりないとの事でした。閉鎖的で客観性に乏しい状況を感じ取った私はPCにマイクを接続し発言しました。
ベンゾジアゼピン薬害裁判を思い出す
その時、私が傍聴したベンゾジアゼピンに関する薬害裁判を思い出していました。後から事実を掘り返し追及するのは大変骨が折れる作業のようでした。被告は「怒り心頭に発す」 という感じでした。裁判官からすると、被告側の医師は信憑性が高い人物と最初から見られています。対する原告は医師ではありませんから、素人で信憑性が低い人物と見られています。双方とも医師(第三者)の意見書を証拠として提出して意見を戦わせていました。裁判の結果は原告の勝訴ですが、求めた賠償金の1%しか認められませんでした。上告しましたが、最高裁で棄却され高裁判決が確定したと聞いています。上手くいっても1%程度しか被害が救済されないので、薬害に遭った時点で大損です。ですから、最初から裁判で繰り広げられるような話し合いをして、文章に残して置けばよいと考えました。文章にしておけば、後から読み返せますし、第三者に見せることもできます。そして、裁判の証拠としても使えます。裁判では客観的事実が争われますから、通院の度に客観的事実を収集すれば良いのです。
メディカルレコーダー
今からでも出来ることは診察室の会話をボイスレコーダーで録音し秘密裏に保存することです。録音行為に賛否両論あると思いますが、患者が出来る有効な自衛策です。録音内容を インターネットで公開すると、名誉棄損やプライバシー侵害など相手から民事訴訟を起こされる可能性がありますので止めてください。証拠として録音を使う場合は弁護士に相談した方が良いでしょう。
インフォームドコンセント
インフォームドコンセントの目的は、治療について医師と患者が同じレベルで理解して、合意することです。折角合意するなら、それを文章に残して署名して双方が保管すれば良い と思います。それで1億円規模の裁判を起こさずに済むのなら安いものです。